鉄部の塗装

錆転化防錆剤

今は一般住宅の塗り替え塗装専門ですが、1989年から1990年にかけて東京湾岸の工業地帯の各種プラント
塗装をしました。この作業はまさに『錆との戦い』です。なにしろ2cm程の分厚い鉄骨が、まるで紙のように薄く
なり、マッチを作る工場では、大きなケレンハンマーで叩いて錆を落とすとH鋼(4本柱の内の1本)が途中で
無くなっていて、足場の上で思わず後ずさりしたこともありました。すぐに作業中止となり、補強工事が一ヶ月
続きました。錆の怖さを身にしみて感じた一瞬でした。
 錆落とし作業にはランクがあります。砂を高圧で吹付けて錆を落とし鋼材の生の表面を露出させる一種ケレン
はプラント塗装では行いますが一般住宅では無理があります。しかし「生きている錆は徹底して落とす必要が
あります。塗料によっては、錆落としが不十分でも長期にわたって錆の発生を防ぎますというものも在りますが
私の経験では徹底した錆落としと高性能の塗料との組み合わせが長期防錆の決め手であると思います。
 錆転化防錆剤は当時プラント塗装では使われていましたが、一般住宅の、例えば鉄骨階段に使用した結果
抜群の防錆効果を発揮しました。現在ではこれをさらに改良した錆止め塗料も開発されています。

錆転化防錆剤を使用した工事例

18年前の波トタン壁 現在の波トタン壁 15年前の鉄製階段塗装前 塗装後の現在の鉄製階段
平成2年7月。全体に錆が発生しています。ケレン後、錆転化防錆剤を2回塗り、関西ペイントのラスゴン50を1回塗り、ラスゴン100を1回、SDマリンペイントを2回、合計6回塗りしました。 平成20年。多少錆は発生しているものの、18年前と比べてみてどうでしょう。ケレンは薄い波トタンですからマジックロンのみです。 平成4年11月。左の建物と同じ塗装工程でした。ケレンは、電動工具とケレンハンマーとノミとマジックロンです。 平成20年3月。当然錆は出ます。16年経過してこの状態です。手摺りはアルミ製です。

錆落とし作業

鉄骨階段
サンダーケレン中 ケレンハンマーで錆落とし
高圧水洗浄の後、ディスクグラインダー(サンダー)で錆と劣化した旧塗膜を落とします。 喰い込んだ錆を先の細いケレンハンマーでたたいて落とします。何万回も延々とたたき続けます。
タンク架台
錆の力 ケレンしたら
タンク直下のC型です。錆で膨れているのがわかります。 塗装中です。ケレンの後はこんなに薄くなりました。押し上げられたタンクの変形は元に戻りませんでした。
写真がありませんので説明が簡単ではありません。今後の現場写真をお待ち下さい。


仕事のエリア   宮崎市及び周辺市町村
宮崎県宮崎市村角町北田82-1-201-14
蓮ヶ池塗装  嘉田隆行
電話・ファックス 0985−39−0890
               メールアドレス   nagamochi@hasugaiketosou.com
         
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